処暑(しょしょ)


二十四節気第14番目 2024年8月22日(木)〜9月6日(金)

「処」とは、「とめる」「どどまる」という意味を持ち処暑は「暑さの終わり」。厳しい暑さの峠を越し、暑さが収まる頃。コウロギや鈴虫の声に秋の気配を感じます。処暑の頃は台風が多く接近する時期でもあります。農作物を雨風の被害から守るために風鎮めの儀式や祭りが行われます。立秋・処暑が初秋にとなります。

2024年8月22日(木)〜8月27日(火)

綿を包む無がくが開き始める頃です。綿は7月に黄色い花を咲かせ、枯れた後に実をつけます。開花から40〜50日で柎(うてな)が開きます。「柎」とは花のがくのことで、綿を包んでいたがくが開くと白い綿毛がのぞきます。

2024年8月28日(水)〜9月1日(日)

ようやく暑さが鎮まるころとなります。本当にようやく秋の訪れです。秋雨前線が冷たい空気を運び、朝や夕方には涼しい風を感じて秋が近づいていることを実感できます。日が落ちると秋の虫の音が鳴くようになります。「粛」には弱まる、静まるという意味があり、夏の暑さが落ち着くことを表します。

2024年9月2日(月)〜9月6日(金)

 稲穂が黄金色に輝き、実りの秋が近づきます。「禾(のぎ)」とは稲や栗などの雑穀のことをいいます。秋になり雑穀が実って、刈り入れの時季が近づいています。台風が多い時季でもあるため、収穫の無事を祈る風鎮祭が各地で行われます。

葡萄(ぶどう)

梨(なし)

すだち

無花果(いちじく)

さつまいも

秋刀魚(さんま)

暑さが残る時期ではありますが、季節の移り変わりを感じるころです。

旬の食材を味わいながら、夏の疲れを癒やしましょう。