天一天上


 天一天上(てんいちてんじょう)とは、方角に司る十二天将の主将神である天一神(てんいちしん)が天上に帰る16日間の期間を指します。天一神とは、方角神で己酉の日に天から地に降りてきて44日間駆け巡り、癸巳の日にまた天に昇るとされています。この天一神が天に昇っている癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日の16日間を天一天上期間としています。

 天一神は、地にいる際は、規則的に四隅四方を巡るとされ、天一神のいる方角を犯すと祟があるとされています。

 そのため、天一神が地上に上がっている天一天上の期間中は、天一神の祟りがないとされ、どの方角に移動しても良いとされ、どの方角に移動しても良いとされています。

○引っ越し

○旅行

○休暇

○外出

○家の掃除

○断捨離

○宝くじの購入

引っ越しや旅行は、方角が関係しますが、天一天上期間は、どの角度に移動してもよいと言われています。宝くじも好きな方角で購入することができます。

特に、注目すべきは、この期間中に家の掃除をすることが推薦されていることです。天一神が天上にいる間、不浄を嫌う日遊神(にちしゅうしん)が地上に降りてくるため、家をきれいに保つことで運気が上がるとされています。

○身の回りを汚す

 天一神が天に昇っている間に日遊神が地上に降りてくると言われており、日遊神は、不浄を嫌うため、身の回りを汚すのは避けたほうがよいといわれています。特にキッチン・トイレ・浴室などの水回りをきれいにしておいた方がよいとされています。

○訴訟、裁判、喧嘩

日遊神は、争い事も嫌います。そのため、訴訟や談判など避けた方がいいとされています。また、夫婦のケンカや親子喧嘩、口論なども良くないです。特に、遺産や離婚などの気をつけましょう。

天一天上は60日に一度、一年のうちに6回巡ってくることになります。

○1月30日(火)〜2月14日(水)

○3月30日(土)〜4月14日(日)

○5月29日(水)〜6月13日(木)

○7月28日(日)〜8月12日(月)

○9月26日(木)〜10月11日(金)

○11月25日(月)〜12月10日(火)